妊娠期
妊娠中期
妊娠中に母子がコミュニケーションをとって親子の絆を深める「胎教」。胎教を始める時期は特に決まりはありませんが、おなかにいる赤ちゃんの耳が聞こえはじめる妊娠5カ月頃からはじめる方が多いようです。
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胎教はいつから? 妊娠中の赤ちゃんへの話しかけを大切に将来の我が子の教育のためと意気込まず、おなかの赤ちゃんとの時間を大切に、リラックスして胎教を行うことをおすすめします。今回は代表的な胎教の方法を3つご紹介します。
絵本の読み聞かせは、親子の信頼関係を育む上で大切な取り組みです。赤ちゃんが産まれてきたら読み聞かせたい絵本を選んでおき、寝る前の時間やリラックスタイムに、おなかに向かって読んであげましょう。上手に感情を込めて読もうとしなくても、ママのやさしい声で文字を追うだけでも十分です。「生まれてきたらママと一緒に読もうね」と声をかけてあげて。
耳に心地よいクラシック音楽や子ども向けの童謡、ママの好みの音楽など、ママがそのとき聴きたいと思うお気に入りの音楽を聴いたり、おなかに向かって歌ったりしてあげましょう。特にモーツァルトの曲やオルゴール音楽、波の音や野鳥の声などの自然音は、リラックス感を高める効果があるといわれています。赤ちゃんが音に反応して動いてくれることもあります。
赤ちゃんの胎動がポコポコと分かるようになったら、キックゲームを試してみましょう。赤ちゃんがおなかをキックしたら、同じ場所をママが外から「キック!」といってトントンと叩きます。これを1日に数回、だいたい1カ月以上続けると、「ポコッ!」と同じ場所を蹴ってくれるようになることも。たまにママのほうからトントン叩くと、その場所を蹴ってくれることもあります。
竹内 正人(産婦人科医、医学博士)
日本医科大学卒業後、米国ロマリンダ大学(周産期生物学)、日本医科大学大学院(産婦人科学・免疫学)を経て葛飾赤十字産院などに勤務。著書に『マイマタニティダイアリー』など。
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