新生児・乳児期
生後6カ月~9カ月
大人にも「食欲がない」「おなかが減らない」という日があるように、乳幼児にも食事を摂る気になれないときがあります。食べないからといって無理強いしなくても、健康であれば心配しなくても大丈夫です。
食べむらの背景には、その子なりの理由があることがあります。
お昼寝が長い日に食べない、おやつをたくさん食べた後は食べない、暑い日には食が進まない……。その理由を探った上で、昼寝を早めに切り上げる、おやつを少なめにしてみる、部屋を少し涼しくしてみるなどの方法を試してみましょう。いつもと環境を変えて、いつもと違うメンバーでごはんを食べると、つられて食が進むこともあります。
また、よくあるのが白米をなかなか食べてくれないというもの。
ふりかけをかけたり、炊き込みごはんにしたり、1品だけ少し味の濃いおかずを出すなど、まんべんなく〝薄味〞でなく、味にメリハリをつけると、食べてくれることもあります。
上田 玲子(栄養学博士、管理栄養士)
白梅学園大学・短期大学非常勤講師。(株)トランスコウプ総研取締役。日本栄養改善学会評議員、日本小児栄養研究会運営委員。著書に『人生で一番大事な最初の1000日の食事』など。
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