妊娠期
妊娠初期

妊娠中の飲酒・喫煙と赤ちゃんへの影響

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お願い! お酒やタバコはやめて!

ママはお酒も大好き。わたしがおなかにいるから今はやめているけれど、つい飲みたくなっちゃうときがあるみたい。本当に大丈夫? わたしも酔っぱらっちゃうよ〜!

おなかの赤ちゃんの生育に、お酒やタバコの存在はマイナスです。特にタバコのニコチンには血管収縮作用があるため、ママが吸うのはもちろんのこと、ほかの人が吸った煙を間接的に吸う受動喫煙でも、おなかの赤ちゃんに酸素や栄養が届きにくくなります。

流産や早産、低出生体重児になるリスクがあるので、タバコの煙が気になる場所も、なるべく避けるようにして。パパもできるだけ禁煙してほしいところですが、少なくともママがいる部屋では必ず禁煙しましょう。

ビール タバコ

ノンアルコール飲料をお酒のかわりに

お酒は、ママが習慣的に飲むことで、低体重や脳障害を起こす「胎児性アルコール症候群」になるリスクが高くなります。1日にビールをグラス1杯程度飲むくらいなら問題ないといわれていますが、どの程度の量で障害を起こすのか分かっていないため、妊娠がわかったら禁酒を。 今はおいしいノンアルコール飲料も豊富に出ているので、そちらで代用しましょう。

ママはもちろん絶対禁煙。
飲酒もできるかぎりひかえましょう。

竹内 正人

竹内 正人(産婦人科医、医学博士)

日本医科大学卒業後、米国ロマリンダ大学(周産期生物学)、日本医科大学大学院(産婦人科学・免疫学)を経て葛飾赤十字産院などに勤務。著書に『マイマタニティダイアリー』など。

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