妊娠期
妊娠初期
便秘になると、赤ちゃんがおなかの中で圧迫されて苦しがっている――そう誤解しているママもいるかもしれません。赤ちゃんは子宮の中で羊水にぷかぷか浮かんで、外部の衝撃や圧迫からしっかり守られているので、安心してください。
妊娠初期はホルモンの影響で腸の動きが悪くなったり、つわりで食べる量が減るので、便秘になりやすくなります。妊娠後期も、大きい子宮に腸が圧迫されて便秘を引き起こします。
便秘解消のためには1日3食、食物繊維が豊富に含まれている野菜や豆類、海藻類を中心に食べて、ヨーグルトや納豆、漬物などの乳酸菌もしっかり摂りましょう。安静指示がなければ、ウォーキングやヨガなどの適度な運動も効果があります。
最近の研究では、赤ちゃんは出産時のママの腸内環境を引き継いで生まれてくるといわれています。妊娠中に腸内環境を良くすることが、産後の赤ちゃんの健康にもつながります。
妊娠生活は便秘になりやすくなります。
食物繊維や乳酸菌の摂取、適度な運動で克服して!
竹内 正人(産婦人科医、医学博士)
日本医科大学卒業後、米国ロマリンダ大学(周産期生物学)、日本医科大学大学院(産婦人科学・免疫学)を経て葛飾赤十字産院などに勤務。著書に『マイマタニティダイアリー』など。
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ママのおなかがスッキリだと、わたしも元気になれるんだ!
ママは最近ずっと、おなかの調子が悪いんだって。もう3日もお通じがないって、トイレでため息ついてる。「これまで便秘で悩んだことなんてないのに、おなかにガスがたまって全然出てこないんだ。おなかの赤ちゃんが苦しがっていたらどうしよう……」そういっておなかをさすってくれるママ。パパも心配してくれてる。わたしは全然苦しくないから、大丈夫だよ。