妊娠期
妊娠初期
妊娠初期、多くのママが経験する「つわり」。程度に個人差はあれど、つわりの症状には悩まされますよね。今回は、そんなつわりを軽減する方法をご紹介します。対策を知って、つわりと上手に付き合っていきましょう。
胃や胸のむかつきに悩まされるのもつわりの特徴。柑橘系のさっぱりしたアメ、ミント系のタブレットやガム、干し梅やカリカリ梅などの梅味のお菓子で口をさっぱりさせるとムカムカがおさまることも多いので、試してみて。
食欲がなくても、ちょっとした工夫で食べられることがあります。例えばごはんを冷ませばニオイが気にならなくなったり、みそ汁やスープなら楽に食べられたり、ポン酢やレモン、梅干しで酸味をつけた和え物やサラダなら食べられる場合も。
マタニティヨガやストレッチをすると筋肉の緊張が解け、つわりの不快症状が軽減することが多く、むくみ対策にもなります。妊娠期間中ママは運動不足になりがちなので、経過に問題がなければ、朝の起床後、または夜の就寝前の習慣にしましょう。
つわりがひどいときは無理して3食摂らなくてもOK。食べられそうなときに少量でも口にするように心がけて。いつでもすぐに食べられる小さなおにぎりやパン、小分けになったクラッカーなどの軽食をカバンの中や枕元に常備しておきましょう。
たとえ食べ物を受けつけなくても、水分が摂れていれば大丈夫。スポーツドリンクや酸味のあるドリンクを常備しておいて。ただしジュースや甘い炭酸飲料は糖分が多いので、飲みすぎに注意。おすすめは炭酸水。口の中をさっぱりさせてくれます。
つわりがひどいときは、歯みがきで吐き気がこみあげることも。前かがみの姿勢を取り、歯ブラシが舌に触れないようにして小刻みに動かすと、吐き気が出にくくなります。それでも歯ブラシに抵抗があるときは、デンタルリンスやブクブクうがいで代用を。
竹内 正人(産婦人科医、医学博士)
日本医科大学卒業後、米国ロマリンダ大学(周産期生物学)、日本医科大学大学院(産婦人科学・免疫学)を経て葛飾赤十字産院などに勤務。著書に『マイマタニティダイアリー』など。
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