乳歯入門
2歳半~6歳頃
歯の大きさやあごのバランスなどが遺伝して、歯並びが親から子へと影響することがありますが、必ずしも親子で同じ歯並びになることはありません。
歯並びには遺伝的な要素だけでなく、ふだんの食生活をはじめとする幼児期からの生活習慣や、姿勢、指しゃぶり、頬づえ、舌癖(ぜつへき ※舌を出すくせ)のような後天的要素も大きいのが特徴です。歯並びが悪い人の半数以上が、こうした生活習慣などの後天的な原因を持つともいわれています。
歯並びを治すための歯列(しれつ)矯正は、どのような問題があるかによって治療の開始時期が異なります。
例えば、反対咬合(こうごう ※受け口)は緊急性が高いので乳歯が生えている時期に直したほうがよく、叢生(らんぐい=でこぼこ)歯の場合は永久歯が生える6歳ごろからの治療が必要な場合もあり、永久歯が生え揃った後に歯列矯正が必要になることもあります。
いずれにせよ、気になる場合は、歯が生え揃った3歳以降に一度歯医者で点検してもらいましょう。
歯並びは遺伝のほか、生活習慣にも深く関係します。
治療時期や期間は歯並びの種類によって異なります。
坂部 潤(小児歯科医、歯学博士)
日本小児歯科学会認定小児歯科専門医。東京・目黒、成城、麻布、代々木上原にある小児歯科専門医院キッズデンタルを開業。継続管理型の小児歯科専門医療を提供している。
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わたしの歯ってガタガタ。パパもママも同じなの?
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