新生児・乳児期
生後6カ月~9カ月
離乳とは、体に必要な栄養分をずっと母乳やミルクから摂っていた赤ちゃんが、それ以外の食べ物からも摂れるようになるための準備課程です。
離乳食のスタートは、5〜6カ月ころが目安です。赤ちゃんはこのころから、だんだん大人の食事に興味を持ち始めますし、体の成長に伴って、おっぱいやミルクの栄養分だけでは足りなくなってきます。
離乳食をスタートしたからといって、すぐにおっぱいやミルクをやめるわけではありません。まずはごく少量、1日1回から食べさせます。そしてだいたい1歳~1歳半には離乳食が完了して、その後はゆっくりと幼児食へと移行していきます。
最初はうまく食べられなかったり、嫌がって口から出してしまったりするのは、よくあることです。あせらずのんびり、気長に取り組んでいきましょう。
離乳食は、最初はトロトロのペースト状から始めて、だんだん固形に近づけていきます。赤ちゃんは体の発達に合わせて少しずついろいろな食感や味を体験し、歯や舌の使い方を覚えていきます。
離乳食の内容は、体を動かすエネルギー源(ごはん、パン、麺類など)、血や肉となるたんぱく質源(肉、魚、卵、豆類など)、体の調子を整えるビタミン・ミネラル源(野菜、果物など)の3つのグループから構成されます。それぞれをバランスよく与えましょう。
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【離乳食の栄養】3つの食品グループを押さえておこう離乳は赤ちゃんが幼児食を摂れるようになる過程。
かたさや量を調整しながら、少しずつ与えていきます。
上田 玲子(栄養学博士、管理栄養士)
白梅学園大学・短期大学非常勤講師。(株)トランスコウプ総研取締役。日本栄養改善学会評議員、日本小児栄養研究会運営委員。著書に『人生で一番大事な最初の1000日の食事』など。
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