妊娠期
妊娠初期
病気の中には、妊娠中に感染すると赤ちゃんや今後の妊娠に影響が出るものがあります。特に妊婦さんが注意したいのは風疹です。
妊娠20週未満に発症すると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になるリスクが高まります。ほかにも、赤ちゃんに先天的な障害が生じやすい病気には、トキソプラズマやサイトメガロウイルス、りんご病などがあります。
胎児に影響が出やすい妊娠初期のころは、なるべく人ごみを避けましょう。どうしても人ごみに出かけなければならないときは、マスクをして予防するようにしてください。
なおクラミジアなどの性病は、出産時の産道感染が主な感染経路なので、出産までに発見・治療できていれば、基本的には問題ありません。性交時のコンドームが最大の予防策です。
手洗いやうがいを徹底する・生ものは食べない・ペットの大便の処理に気をつけるなど、感染予防に気を配りましょう。
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人ごみを避ける・手洗いをするなど予防策を徹底して。
竹内 正人(産婦人科医、医学博士)
日本医科大学卒業後、米国ロマリンダ大学(周産期生物学)、日本医科大学大学院(産婦人科学・免疫学)を経て葛飾赤十字産院などに勤務。著書に『マイマタニティダイアリー』など。
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ママ、病気になっちゃったの?
わたしもなんだかだるいな……。
昨日からママはずっとコンコンと咳をしてる。「週末に、とても混雑してるデパートに出かけちゃったから、カゼをもらってきちゃったのかも……。ただのカゼならいいけど。明日は妊婦検診だから、先生に診てもらわなくちゃ。」って。ママが元気ないと、わたしもなんだかしょんぼりしちゃう。しっかり休んで、早く良くなってね。