新生児・乳児期
生後6カ月〜9カ月
離乳食の後期(生後9カ月〜10カ月頃)になると、赤ちゃんは大人と同じ3回食が始まります。栄養を考えたバランスの良い離乳食をつくるために、3つの栄養源を押さえておきましょう。
体を動かすために必要な炭水化物(糖質)を豊富に含みます。脳や筋肉のエネルギー源になり、赤ちゃんが生きていくのに欠かせません。離乳食のスタートは、米1:水10 の割合で炊いた米がゆ(10倍がゆ)のすりつぶしから始め、7倍かゆ、5倍かゆ、軟飯、ごはんと水分を減らしていきます。
ごはん、パン(小麦粉)、麺類(うどん、そうめん、スパゲッティ、マカロニ)、じゃがいも、さつまいも、コーンフレーク、オートミールなど
血液や筋肉のもとになるたんぱく質は、すこやかな成長を促して、体の免疫力を高めてくれます。ただし、内臓機能が未熟な赤ちゃんがたんぱく質を摂りすぎると腎臓に負担をかけるので、適量を心がけて。
魚介類(鯛、かれい、鮭、たら、しらす)、肉類(鶏肉、牛肉、豚肉、レバー)、卵、乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト)、豆類(納豆、豆腐)など
野菜やきのこ、果物、海藻に豊富に含まれる、体の調子を整えたり、体のはたらきを助ける栄養素です。人間の体内では作れないか、作れても必要量に満たないので、常に食物から摂る必要があります。いろいろな種類を食べさせましょう。
野菜(にんじん、トマト、ブロッコリー、ほうれん草、かぼちゃ、キャベツ、大根)、海藻(わかめ、のり)、果物(りんご、バナナ、いちご、みかん)など
朝
昼
間食
夜
資料『子どもの食生活 別冊 小児栄養献立集』上田玲子編
上田 玲子(栄養学博士、管理栄養士)
白梅学園大学・短期大学非常勤講師。(株)トランスコウプ総研取締役。日本栄養改善学会評議員、日本小児栄養研究会運営委員。著書に『人生で一番大事な最初の1000日の食事』など。
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5~6歳のころに、初めて乳歯が抜けて歯の生えかわりが始まります。この時期はむし歯のリスクが高まるだけでなく、歯並びやかみ合わせのトラブルも生じやすくなるため、定期的に歯科医院で診てもらうと安心です。小児歯科医・歯学博士、坂部潤先生にこの時期に大切な「予防歯科」という考え方について話を聞きました。