歯と口のケア方法
舌のケア
舌のケアは必要?
舌の表面は凸凹していて、細菌のかたまりである舌苔(ぜったい)がつき、口臭をもたらすことがありますし、舌苔の細菌を誤嚥して肺炎を起こすこともあります。表面がうっすら白っぽい程度なら心配いりませんが、表面のツブツブがかくれるくらいついている場合はケアしましょう。
ただし、舌は傷つきやすいため、過度なケアは逆効果になりますので注意が必要です。
舌の清掃
舌苔は舌表面にこびりついているため、簡単に落とすことはできませんし、舌を傷つけると口臭が悪化したりします。
そのため、舌ブラシ(またはやわらかい歯ブラシ)を使用するとよいでしょう。
歯をみがくときより軽い力で、奥から前方へと一方向にかき出すようにして舌苔を取り除きます。少しずつ横に移動して3回程度かき出します。たくさんついていても無理して1回で取り除こうとせず、日数をかけて少しずつ舌苔を取り除くようにてください。
舌の清掃の方法
- 1.1日1回起床時に行う
- 2.鏡で舌苔がついているところを確認する
- 3.舌苔がついている部分に歯ブラシまたは舌ブラシを当てる
- 4.奥から手前に向かって、一方向に軽い力で3回くらいかき出すように動かして清掃する
まとめ:
舌は、やわらかい組織です。
舌の表面を傷つけないように舌ブラシ(またはやわらかい歯ブラシ)を使って軽い力で清掃しましょう。
監修:神奈川歯科大学 特任教授 荒川浩久