第60回日本小児歯科学会大会で発表を行いました

2023年01月17日

2022年5月19日~20日に第60回日本小児歯科学会大会が開催されました。

現在、わが国の小児歯科学分野では、小児の健全な口腔機能発達や、口腔機能発達不全症から全身の成長発達への影響などが問題視され、口腔機能発達不全症の早期発見や予防策が検討されています。

当財団でも、小児の口腔機能発達不全症を改善・予防することを目的とした研究を推進し、2020年に「小児の口腔機能に関する実態調査―口呼吸の早期発見に繫がる新たな5つの徴候―(小児歯科学雑誌58巻3号)」において、口呼吸の早期発見に繋がる新たな徴候を報告しました。その後、口呼吸の臨床評価法を検討して参りましたが、今回の学会では、その1つとして鼻腔通気度に注目し、幼児を対象に実際の呼吸状態と比較・解析した結果について、「小児の口腔機能に関する臨床的評価について-幼児の鼻腔通気度測定-」というタイトルでポスター発表を行いました。
今後も調査研究を継続し、口腔機能発達不全症の改善・予防に繫がる方法の確立を目指して参ります。

【学会発表内容】
「小児の口腔機能に関する臨床的評価について-幼児の鼻腔通気度測定-」