九州地区での歯科保健活動について

2023年04月14日

今年度は某組合の依頼を受け、5年間歯科医院受診していない方を対象に九州地区の離島や、中心地から離れた市町村など11事業所で、唾液検査と保健指導を実施しました。

今回、訪問した事業所周辺の市町村には歯科医院が1つしかないところもあり、通院環境は首都圏よりも厳しい地区もありました。
今回は唾液検査を行い、自分のお口の環境(むし歯菌や白血球など6項目)を客観的に理解したうえで、保健指導を受けていただきました。個別の状況に合わせ、改善が必要な項目に関しては、セルフケアや飲食方法など、日常生活のなかで取り入れやすい方法を提案するように心がけました。多くの参加者からは「歯科医院に行ってみようと思う」と前向きな意見を頂きました。
普段、私たちは定期的に歯科医院を受診することを推進していますが、歯科医院へ行く環境が整っていない方達へ、環境を認めつつも予防的定期受診の必要性をお伝えし、尚且つ、セルフケアを指導することが重要だと改めて気づくことができました。

このような活動を通じて、引き続き生活者の健康に貢献したいと思います。