特別支援学校で歯と口の健康教室を実施しました

2025年03月28日

当財団では、「歯と口の健康」の支援を行うため、障がいの有無に関わらず、合理的配慮1)を心がけた歯科保健活動を続けています。

2024年度は東海地方を中心に、聴覚障害2校、肢体不自由2校、知的障害1校、病弱1校(合計6校)の特別支援学校で啓発活動を行いました。

2025年2月20日、愛知県立千種聾学校ひがしうら校舎にて、聴覚障害のある幼児とその保護者を対象に「歯と口の健康教室」を実施しました。今回の教室では、音声言語、手話、パワーポイントのスライドを使って説明し、親子ともに理解しやすいような対応を行いました。参加者の皆さんは熱心に話を聞き、実習にも積極的に参加してくださいました。

本活動においては、事前に打ち合わせを行い、子どもたちの理解が深まるように養護教諭や担任の先生、障がい者支援団体から講話内容や資料作成、手話表現のアドバイスをいただきました。これらの連携をもとに、個々の子どもたちの特性に配慮した授業を心がけています。

今後も、障がい者の方々に向けた口腔保健の普及啓発活動を進めていきます。

手話と口話で「歯みがきの大切さ」を
説明する様子
親子で「歯と口の健康教室」に参加する様子
「歯と口の健康教室」 投影資料

※1)「合理的配慮」とは、障がいのある方が日常生活や社会生活において困難を感じる状況を改善するために、それぞれのニーズに応じた支援や環境整備を行うことをいいます。具体的には、情報を分かりやすく提供したり、物理的なバリアを取り除いたりすることなどが含まれます。