2024年4月14日 ライオン歯科衛生研究所 予防歯科セミナーを開催いたしました
2024年05月31日
2024年4月14日 ライオン歯科衛生研究所主催の予防歯科セミナーを開催いたしました。「一人ひとりに寄り添う、歯科医療をめざして―65 歳以降の患者さんに診療室でできること―」をテーマとし、4名の先生方にご講演いただきました。
糸田昌隆先生(大阪歯科大学医療保健学部口腔保健学科 教授/大阪歯科大学附属病院口腔リハビリテーション科 科長 教授)には、「地域で歯科ができる口腔・栄養・リハビリテーション」と題し、所属する医科併設病院で口腔リハビリテーションチームとして多職種で取り組む高齢者診療を紹介いただき、オーラルフレイルの対応や、栄養摂取における口腔ケアの必要性、寿命の延伸と骨格筋量と筋力の影響、摂取した食べ物をよく噛むことやリハビリテーションによる「機能回復、筋力維持」の重要性を強調いただきました。
細野純先生(東京都・細野歯科クリニック 院長)と深澤佳世先生(同歯科衛生士)には、「チェアサイドからベッドサイドまで~かかりつけ歯科医院の役割~」と題し、東京都を例に超高齢化が進む2030年に向けた地域包括ケアシステムの構想を紹介し、かかりつけ歯科医院の役割の重要性について解説いただきました。
原田悦子先生(筑波大学人間系 客員教授/筑波大学CUARみんラボ研究代表/(株)イデアラボ))には、高齢者に伝わる予防歯科とは~「わかる」を目指そう!~と題し、認知心理学の立場から高齢者の認知機能の特徴や若年者との違いなどを解説いただきました。
最後に西沢邦浩先生(日経BP総合研究所 客員研究員)と講師の方々による「65 歳以降の患者さんに診療室でできること」をテーマにパネルディスカッションを行い大盛況のうちに終了いたしました。
本セミナーは4月24日から5月13日までオンデマンド配信を行いました。