第30回日本摂食嚥下リハビリテーション学会で発表しました
2024年09月30日
2024年8月30日、31日に第30回日本摂食嚥下リハビリテーション学会が開催されました。
これまでの口腔機能に関する研究は、既に口腔機能障害を有する高齢者を対象とした研究が多く、身体的衰えが現れ始める「中年期」を対象とした研究は少ないのが現状でした。また、要介護高齢者の姿勢と嚥下機能の関連性は経験的に認識されていたものの、エビデンスとして確立されるには至っておらず、中年期については全く分かっていませんでした。
そこで当財団では、中年期を対象に嚥下機能と姿勢に着目した研究を推進し、今回、姿勢に関与する筋肉の柔軟性と嚥下機能が関連することを見出しましたので本学会で報告しました。
今後も、口腔と全身的な視点の両面から口腔機能低下予防の研究に取り組み、新たな予防法の確立や情報発信に寄与できるよう努めてまいります。
【学会発表内容】
中年期における嚥下機能と柔軟性の関連性