日本老年歯科医学会第35回学術大会で発表しました
2024年07月30日
2024年6月28日~30日に日本老年歯科医学会第35回学術大会が開催されました。
昨今の高齢者歯科分野では、健康寿命の延伸のために、オーラルフレイルや口腔機能低下症への対応が求められています。当財団は、これらの改善・予防を目的とし、口腔機能低下症の診断項目の一つである「唾液」に着目した研究を推進しています。
2023年の同学会では、 「高齢者の唾液分泌量と咬合状態との関係性」というタイトルで、高齢者の刺激唾液量の実態を、性別、年齢、アイヒナーの分類に基づく咬合状態の観点から解析した結果について、途中経過を報告しました。
その後、対象者数を増加させ、今回の学会では、アイヒナー分類に基づく咬合状態と刺激唾液量の関係について、服薬の影響を踏まえた解析結果を報告しました。現在も調査を継続しており、対象者数を増やしていく予定です。
今後も、高齢者の健康寿命の延伸に寄与できるよう調査研究を行い、情報発信に努めてまいります。
【学会発表内容】
高齢者の咬合状態と服薬が唾液分泌に与える影響
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