歯の図鑑(ずかん) 歯を守るために

歯を守るいろいろな方法がわかる
コーナー。
クイズから始まるので、
しっかり楽しく学べます。

  • フッ素(そ)のはたらきを知ろう
  • デンタルフロスの使い方
  • ベストな歯ブラシをさがそう!
  • 知るほどなるほど歯みがき剤(ざい)

ベストな歯ブラシをさがそう!

QUESTION 問題

歯ブラシは毛先が
開いていなければ、
まだ取りかえなくてよい。
◯か×か

答えを見る
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ANSWER 答え

答えは×

毛先が開いたらもちろん、
歯ブラシは
使っていくと
歯の面にきちんと毛先が当たらず
よごれを落としにくくなるよ。
1ヶ月に1本を目安に取りかえよう!

正解(せいかい)できたかな?では、まずは、歯ブラシができるまでを見てみよう!

歯ブラシのできるまで 歯ブラシ工場をのぞいてみたよ!

01 植毛

START! ハンドルと毛束は別々に運ばれてくるよ! ハンドルに毛をうえて合体させます。 CHECK! カットした毛束を機械で2つ折りにして金具でとめるよ!

02 毛先を整える

毛先をカットしたあと、口の中を傷(きず)つけないよう、毛先を丸める加工をします。

03 検査(けんさ)

毛の長さがそろっていないもの、本数が足りないもの、よごれがついていないかなどをチェック! 人の目とコンピュータのカメラでダブルチェックしているよ!

04 包装(ほうそう)

ベルトコンベアに乗り、1本ずつ透明(とうめい)のケースにつめウラから封(ふう)をします。

05 箱づめ

決められた数や色ごとに箱につめ、出荷用のダンボールに入れます。 トラックで運ばれてお店に並ぶよ! FINISH!

歯ブラシのできるまで【歯ブラシ工場】
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歯ブラシがどうやって作られているか、分かったかな?次は、歯ブラシの種類を見てみよう!

いろいろな歯ブラシ

歯ブラシにはいろいろな種類があります。
きちんと歯垢(しこう)を落とすためには、
歯ブラシえらびがとても大切なのです。

生えかわり期用

生えかわる頃の口の中の大きさや
状態(じょうたい)に
合わせてきれいに
みがける工夫がされています。

大人用とくらべてみると… 生えかわり期用 1 ヘッドが小さめで乳歯(にゅうし)も永久歯(えいきゅうし)もみがきやすい 2 いちばん奥(おく)の歯までとどきやすい 3 ハンドルは子どもが握りやすい太さと長さ 小学生にオススメ
大人用 口の中の状態(じょうたい)や目的にあわせて、さまざまな大きさやかたさがあります。
毛のかたさもいろいろ!
  • ふつう…ほど良いかたさで効率(こう
    りつ)良く歯垢(しこう)を落とせる。
  • やわらかめ…歯ぐきにやさしく、てい
    ねいにみがきたい人向き。
  • かため…しっかりしたみがき心地で
    すが、強くみがかないよう注意が必要。

歯ブラシのパッケージに書かれているから、見てみてね!

他にもこんな歯ブラシがあるよ!
矯正(きょうせい)用 ワイヤーの下や装置(そうち)のまわりをみがきやすいように、山型やU字型など毛の切り方が工夫されています。 矯正中のキミにオススメ!
タフトブラシ 毛束1つなので、歯ブラシではとどきにくい部分も毛先がとどきます。 歯ブラシと合わせて使うのがオススメ!
デンタルフロスの使い方仕上げみがき用 ヘッドは子どもの口に合わせて小さめで、ハンドルは大人が持ちやすく工夫されています。 おうちの人にみがいてもらうときに!
自分にあった歯ブラシ・用具を選んで使おう!

歯科医院では、自分の口の中に
合わせたものを選んでもらえます。
使う用具が合っているかも
チェックしてもらうと
いいですね!

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自分に合う歯ブラシが分かったら、取りかえるタイミングも気をつけよう!

歯ブラシは1ヶ月に1回交換しよう!

みんなは歯ブラシをいつ取りかえているかな?
毛先が開いた歯ブラシは、
新しい歯ブラシに比べて
よごれ落ちが悪くなるよ。

歯ブラシの毛先の開き具合と歯垢(しこう)が落とせる割合を比べたよ!
毛先が開いたらもちろん、歯ブラシは使っていくと歯の面にきちんと毛先が当たらずよごれを落としにくくなるよ。1ヶ月に1本を目安に取りかえよう!
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TIPS まめちしき

昔は、木を歯ブラシにして歯も舌(した)もみがいていた。

歯みがきの習慣(しゅうかん)は古くからあり、約3000年前のインドで、歯木(しぼく)という木のえだを使い、歯をそうじしていたと言われています。日本には、平安時代に中国から歯木が伝わりました。ヤナギのえだなどが使われていたそうです。そして江戸(えど)時代になると、歯みがきの習慣はしょみんにも広がり、歯ブラシは進化していきます。ヤナギのえだなどをけずり、先をくだいて毛のふさのようにした「ふさようじ」が使われるようになりました。その後、大正時代には、工場で歯ブラシが作られるように。ハンドルには牛のほね、毛にはブタの毛が使われたそうです。 歯木(しぼく) 房楊枝(ふさようじ)

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