【4～5歳の患者さん】歯と口の観察ポイント

乳歯列が完成し、永久歯も成長の早いお子さんでは生え始める時期にあたります。歯と口の観察ポイントをご紹介します。

観察ポイント1かみ合わせの異常がないか、確認しよう

歯並びやかみ合わせが完成する時期です。骨格的なかみ合わせの異常や、舌突出癖などの習癖によるかみ合わせの異常がないか、確認しましょう。

観察ポイント2乳臼歯部の隣接面にむし歯がないか、確認しよう

乳臼歯部の隣接面にむし歯がある場合は、むし歯リスクが高く、予防をより強化していく必要があります。下記の予防策を提案してみましょう。

●濃度の高いフッ化物（フッ素）を使用する（歯科医院でのフッ化物歯面塗布など）
●第一大臼歯が生えてきたら、シーラントなどの予防処置を積極的に行う
●定期健診の頻度を増やす（基本は3～4ヶ月に1回）

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写真提供 鶴見大学歯学部小児歯科学講座教授 朝田芳信先生